
サイドFIREって結局いくらあれば実現できるの?3,000万円って多すぎない?

月20万円で生活・月10万円を労働で稼ぐと仮定すると、私の場合は3,000万円が答えでした。計算の根拠を全部書きます。
「サイドFIRE」という言葉はよく聞くのに、具体的にいくら必要かを計算している方は意外と少ないです。
私自身、最初は「なんとなく3,000万円かな」と思っていました。
でも実際に計算してみると、その数字には明確な根拠がありました。
計算方法はシンプルです。
「月に必要な生活費」から「労働で稼ぐ収入」を引いた金額を、年利4〜5%で割り戻すだけです。
結論から言うと、私の場合は3,000万円が目標額になります。ただしこれはあくまで私の生活スタイルに基づいた計算です。人によって答えは変わります。
大事なのは「なんとなくの目標額」ではなく、自分の生活費から逆算した「自分だけの数字」を持つことです。
目標額が明確になると、毎月いくら積み立てれば良いかも自然と決まります。
積立NISAを続けるモチベーションも、目標となる数字があると上がります。
この記事では私の計算過程を全部公開しながら、みなさまの目標額を出すための考え方も解説します。
- サイドFIREに必要な金額の計算方法
- 私が3,000万円を目標にした具体的な根拠
- 月20万円生活・月10万円労働のシミュレーション
- 自分のサイドFIRE目標額を計算する方法
サイドFIREを目指している方に、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
はじめに
ここまで来て、次の目標をはっきり決めました。3,000万円です。
なぜ3,000万円なのか。どうやって計算したのか。NISAの非課税メリットをフル活用する方法も含めて、今回はその話をしたいと思います。
そもそもサイドFIREとは?完全FIREとの違い
完全FIREには1億円近い資産が必要
FIREとは「Financial Independence, Retire Early(経済的自立と早期リタイア)」の略です。
完全FIREは投資収益だけで生活費をすべてまかなうスタイル。
月25万円の生活なら年300万円、その25倍で7,500万円〜1億円が必要です。
普通の会社員がゼロから目指すには現実的ではありません。
いつかはたどり着く数字かもしれません。ですが20-30年後になります。はたして私は元気でやっているでしょうか?
サイドFIREとは「投資収益+好きな仕事」で生きるスタイル
サイドFIREは「投資収益+好きな仕事の収入」で生活していくスタイルです。
全額を投資でまかなわなくていい分、必要な資産額と難易度がぐっと下がります。
「完全に仕事をやめる」のではなく「嫌な仕事をやめて、好きな仕事だけ選べる状態になる」というイメージです。
サイドFIREのメリット・デメリット
メリット
デメリット・注意点
サイドFIREに必要な金額の計算方法
4%ルールとは何か
サイドFIREの必要金額を計算するとき、よく使われるのが「4%ルール」です。
「年間の生活費を投資元本の4%以内に抑えれば、理論上は資産を減らさずに生活できる」という考え方。1998年にアメリカのトリニティ大学の研究で提唱されました。
NISA枠なら非課税で月10万円が丸ごと手に入る
ここが大事なポイントです。NISA口座で運用した場合、売却益や配当金は非課税になります。
※ただし、アメリカの高配当株のように配当金に対する米国現地での10%の税金は非課税にならない点に注意が必要です。
通常の課税口座だと、投資利益には約20%の税金がかかります。100万円の利益が出ても、手元に残るのは約80万円。
NISA枠なら:3,000万円 × 4% = 年間120万円 → 税金ゼロ → 年間120万円 = 月10万円の不労所得
通常の課税口座なら月8万円のところ、NISAなら月10万円です。この差額は年24万円、10年で240万円にもなります。
サイドFIREを目指すならNISA枠を最優先で使うべき理由がここにあります。
ちなみに新NISAの非課税保有限度額は1,800万円。夫婦なら3,600万円まで非課税で運用できます。
3,000万円の目標は、この枠内でほぼ実現できる現実的な数字です。
自分の必要金額を3ステップで計算する
STEP1:サイドFIRE後の月の生活費を決める
現在の生活費をベースに考えます。
増える費用:国民健康保険料・国民年金・趣味・旅行費用 など
減る費用:通勤交通費・スーツ代・会社の飲み会など
STEP2:サイドFIRE後の月の労働収入を決める
「好きなことで楽しみながら稼ぐ」のがサイドFIREの醍醐味です。
- 月5万円:週1〜2日の仕事や趣味の延長で
- 月10万円:週2〜3日のパートタイムやフリーランスで
- 月15万円:専門スキルを活かした業務委託で
STEP3:計算式に当てはめる
必要な資産額 =(年間の生活費 – 年間の労働収入)÷ 0.04
【例①】月25万円で生活・月10万円稼ぐ場合: (300万円 – 120万円)÷ 0.04 = 4,500万円
【例②】月20万円で生活・月10万円稼ぐ場合: (240万円 – 120万円)÷ 0.04 = 3,000万円
| 月の生活費 | 月の労働収入 | 必要な資産額 |
|---|---|---|
| 20万円 | 5万円 | 4,500万円 |
| 20万円 私の場合 | 10万円 私の場合 | 3,000万円 |
| 25万円 | 10万円 | 4,500万円 |
| 25万円 | 15万円 | 3,000万円 |
| 30万円 | 15万円 | 4,500万円 |
なぜ私は3,000万円を目標にしたのか
生活費から逆算したら3,000万円になった
私の場合で実際に計算してみます。
- サイドFIRE後の生活費の目標:月20万円
- 好きな仕事で稼ぐ目標:月10万円
(240万円 – 120万円)÷ 0.04 = 3,000万円
自分の生活費と労働収入から逆算したら、ぴったり3,000万円になりました。
もちろん生活費はどんどん上がる可能性もあります。この表通りにいくほど甘くはありません。
ですがある程度の方針を決め、ずれが生じた分に関しては、労働時間を増やすなど臨機応変に対応しようと考えてます。
NISA枠なら月10万円の不労所得が丸ごと入ってくる
3,000万円をNISA枠で運用した場合、非課税で月10万円の不労所得になります。
残りの月10万円は好きな仕事で稼ぐ。合計で月20万円の生活が成り立ちます。
この月10万円は働かなくても毎月自動的に入ってくるお金です。
会社に行かなくても、誰かに頭を下げなくても、毎月10万円が入ってくる。その安心の土台があることで、仕事の選び方が根本的に変わります。
- 嫌なクライアントの仕事を断れる
- 合わない上司の下で働き続けなくていい
- 体調が悪い日は休める
- 「お金のために仕方なく」という仕事をしなくていい
私がサイドFIREを目指す一番の理由はお金の問題ではなく、選択肢の問題です。
3,000万円という数字は「自由に選べる人生」への入場券だと思っています。
私の尊敬する方もこう仰ってます。
「お金無くして、自由無し」・・・リベラルアーツ大学 両学長
3,000万円でどんな生活が実現できるか
月10万円の不労所得+月10万円の労働収入
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 投資収益(NISA非課税・月) | 10万円 |
| 好きな仕事の収入(月) | 10万円 |
| 合計収入(月) | 20万円 |
| 目標生活費(月) | 20万円 |
ぴったり成立する計算です。これがNISA枠の威力です。
会社を辞めると変わること(注意点)
社会保険の変化 会社員を辞めると健康保険は国民健康保険、年金は国民年金に変わります。月3〜5万円程度のコスト増になる点は要注意です。
税金の変化 労働収入が事業所得になる場合、確定申告が必要になります。ただし経費が計上できるため、節税のチャンスもあります。
年金の減少 会社員の厚生年金から国民年金になるため、将来受け取る年金額が減ります。
現在の進捗と残り1,500万円への道筋
2021年スタートで現在1,500万円超え
2021年から積立NISAでeMAXIS Slim S&P500を積み立て続け、現在の評価額は1,500万円を超えました。目標3,000万円の約半分を達成しています。
5年間で1,500万円というのは積立元本だけの話ではなく、市場の成長による含み益が大きく貢献しています。
これがインデックス投資の力です。
→ 実際の資産推移は「積立NISA5年間の資産推移を公開」の記事で詳しく公開しています。
残り1,500万円。現実的なのか?
現在1,500万円→目標3,000万円まで残り約1,500万円です。新NISAの非課税枠1,800万円はまだ十分に残っています。
積立を続けながら市場の成長を待てば、複利の効果で加速していく可能性があります。
ただし市場は必ず上がるとは限りません。暴落もあります。
それでも長期で続けることが最も現実的な戦略だと思っています。
ちなみにS&P500の過去平均リターン約7%で成長した場合、追加投資無しで10年後には約3000万に到達します。十分現実的な数字だと考えています。

大事なのはシンプルに3つだけです。
- 売らないこと⇒とにかくホールド
- 続けること⇒長期投資
- 生活費を上げすぎないこと⇒固定費見直し
よくある質問
- QサイドFIREに必要な金額はいくらですか?
- A
計算式は「(年間の生活費 – 年間の労働収入)÷ 0.04」です。
私の場合は月20万円の生活費・月10万円の労働収入から逆算して3,000万円になりました。生活スタイルにより個人差があります。
- QNISA口座で運用すると税金はかかりますか?
- A
かかりません。NISA口座なら売却益や配当金は非課税です。
3,000万円を4%で運用した場合、年間120万円=月10万円が丸ごと手元に残ります。ただし、アメリカの高配当株のように配当金に対する米国現地での10%の税金は非課税にならない点に注意が必要です。
- Q3,000万円で完全FIREはできますか?
- A
難しいです。完全FIREには7,500万円〜1億円が必要です。
3,000万円は「好きな仕事で月10万円稼ぎながら生活する」私の生活スタイルにおいてのサイドFIREには最適な金額です。
- Q4%ルールとは何ですか?
- A
「年間の生活費を投資元本の4%以内に抑えれば、資産を減らさずに生活できる」という考え方です。
1998年にアメリカのトリニティ大学の研究で提唱されました。
まとめ|目標金額より大切なこと
サイドFIREに必要な金額は計算式で出せます。
必要な資産額 =(年間の生活費 – 年間の労働収入)÷ 0.04
でも一番大切なのは、先に「自分がどんな生活をしたいか」を決めることです。
そしてNISA枠を最大限使うこと。非課税というメリットは10年単位で大きな差になります。
私の場合は月20万円の生活費・月10万円の労働収入から逆算して3,000万円になりました。
あなたの数字は違うかもしれません。
まずは自分の生活費と「これくらいは好きな仕事で稼げる」という金額を決めてみてください。
このブログがあなたにとっての箸休めになりますように。
※本記事の内容は筆者の個人的な体験に基づくものです。投資には元本割れのリスクがあります。投資判断はご自身の責任でお願いします。



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